長時間労働は、なぜなくならないのか?

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長時間労働の改善というのは、前から度々話題になります。某企業で起きた痛ましい事件では、大学教授が、長時間労働を擁護するような発言まで出た始末。

大学の教授から、こんな無責任な発言(というか本音)が出てくるのですから、長時間労働の現実について、ご存知ない方々が多い証拠ですね。

www.huffingtonpost.jp

なぜ、長時間労働はなくならないのか、かつて私自身も、残業100時間を超える長時間労働を経験した者として、経験者の立場から、考えられる原因をあげてみます。

 

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1. 会社が業務量を減らさない

翌朝まで寝ないで仕事をしたい社員は一人もいません。私も例外ではないので、少しでもはやく帰れるように、徹底的に効率化をはかります。 しかし、そうやって業務時間を短くし、現実に2時間はやく退社できるようにすると、上司から、新しい仕事をやるように言われます。こちらは、早く帰るために効率的にやったのですが、こうやって仕事が増えれば、業務時間は、また元通りです。あとは、減らしては、増やされ、減らしては、増やされ、これが永遠と繰りかえされました。  

 

2. 滅私奉公を尊ぶ雰囲気

まだまだ、滅私奉公を尊ぶ雰囲気はあると思います。夜中や明け方まで仕事をしていると、「がんばってるね」と言われる風潮がある限り、社員は長時間労働を続けざるを得ないでしょう。

 

3. 「自分もやってきた、そのくらい当たり前だ」という理屈


一部の先輩や上司の中には、「自分も過酷な長時間労働を耐え抜いてきたんだ。今の若い連中も同じ苦労をすべきだ」「今の若い世代だけ、ワークライフバランスなんて、絶対に許せない」という理屈が存在するのも事実です。

 

4. 人はいるけど、必要な場所にいない


社員数は多いけれど、業務権限が限られている、非正規社員が多い。あるいは、間接部門にたくさん人がいるのに、忙しい現場は人手不足だったりして、人数はいるけれど、実は、本当に人が必要な場所が人員不足になっている、というおかしな現象もありますね。

 

5. 野放しになっている無責任な社員


一部の社員が自分の職務責任をしっかり果たさず、他の社員、他の部署に丸投げしてるために、ある人、ある部署の業務を圧迫していることもあります。

 

これらは表面的に見えにくかったり、あるいは、みんな分かっているけれども、波風が立つことを恐れて、影でコソコソとグチを言い合っているだけだったり。結果的に何も解決しないまま放置されてしまう、というのが実態です。

長時間労働は、決して個人の能力の問題ではなく、組織の体質の問題であることが、お分りいただけると思います。

私の周りにも、過労とストレスにより、体を壊し、若くしてお亡くなりになった方が何人かいらっしゃいました。

でも、悲しいかな組織は急には変われないもの。自分の身は自分で守るしかありません。今も、長時間労働に耐えている方々のために、次回は、健康を害さないために、私がやってきた方法をお伝えしたいと思います。

 

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